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友達

この友達、って言葉は呪いだね。友達ができない、いない、少ない、みたいなことって私のコンプレックスだった。あれ、コンプレックスって言葉最近使うんだっけ?。劣等感と言えばいいか。今は自己肯定感の欠如みたいな言い方の方が伝わるのか。とにかく、友達、という概念は私の心を刺激した。

今は、友達、という概念はないと思って生きている。でも、知り合いはいる。私を知っている人で、私もその人を知っている。会ったら話す。これで十分だよ人間関係。浅いと言われてもいい。浅い人間関係を、いかに数多く構築するかが大事。本数。一つの関係の深さはあまり重要じゃない。

だって、深ければ深いほど、発言に容赦が無くなって来て壊れやすくなるってもんよ。お互い遠慮しているぐらいで人間なんてちょうどいい。相手と分かり合うなんて夢物語。わからなくたっていい。

APECやG20でも、首脳同士がニコニコ握手して語り合っていたりしたけど、あれ、別に仲良くもなんともないからな。国益を考えて、親密な態度を示した方が良いと判断しているだけであってだな。

大人になってからの人間関係も同様だ。好きも嫌いもない。ただただ知り合う。それ以上踏み込まないし踏み込ませない。だから飲み会も必要とは感じない。

もし、親密になりたいなと思ったら慎重に近づくが、近づいた後、近づいたままじゃなくてもいい。しばらく連絡がなくても、また次に遭ったら「久しぶり!どう?」くらいの会話で十分だ。それでいいんだ。友達、なんて定義が不要なのだ。

それでもね、本数が大事というのは、たくさんの人がいるところで、ちょっと挨拶したり立ち話するだけでも「あの人は顔が広いな」って周りの人が誤解するからだよ。人見知りでも、挨拶と雑談くらいはがんばってやろう。大丈夫、天気のこととか服装のこととか、健康のことあたりを話しておくと、10分くらいはすぐ過ぎる。そしたら、またどうも!って言って去ればいい。

だから、友達なんて作らなくていいから、身の回りに居る人へのあいさつを心がけよう。あいさつってのは、最低限のコミュニケーション。システム保守のようなもの。あいさつをしただけで、サブスクリプション期限が延長されると考えておけばいい。

もしかしたら、誰かは自分のことを友達と思っているかもしれないし、親しくなれそうなら少しだけ踏み込めばいいし、そんなもんでOK。

いいんだよ友達議論なんてその辺りで。いくら、つるんで楽しそうな人がいたって、内心苦しいのかもしれないよ。