コンピュータ操作が自動化されたとて

AI

WordやExcel、Powerpointを使えば使うほど、毎回同じ手間をかけている。書式だの配置だの色使いだの。そしてできない人はいつまでもできないので、しょうがねえなあと私がやるみたいなことを何年も繰り返していて、誰か自動化せいよと思ってたらようやく出てきそうなのが、Office製品の自動化。

もうこれだけテキスト的には論理をこねくり回せるようになってるんだから、マウスとキーボードの権限全部与えるから資料作ってよ、ってやったら多分もうすぐできるようになるはずである。後は、どういう資料を作らせるかのプロンプトが大事になるだろう。このプロンプト作り自体が人間の価値となるはずで、それを入力する方法もスマートになるはず。

それっくらい、「やりたいこと」のうち「毎回やってる無駄な事」がおおく、その無駄な事自体がスキルになっていて、むしろ資格試験にもなっているという、アホアホな状態が今。

電卓をさわりたいんじゃなく、計算結果が欲しいだけなんですよ。でも電卓資格みたいなものが必要なのが今のITね。

それでOffice製品が売れなくなるかと言うとそんなわけあるかいと。Webでできることは結局限られていて、ローカルで作業することの優位性はどこまで行っても変わらない。インターネットで考えた方法にて、ローカルのソフトウェアを操作するのは間違いない。だって、サーバー側に全部資源集めるのって、無理ゲー過ぎるのである。

2000年くらいにクライアント-サーバーの技術が進化した後、Web3層システムができた辺りでWebに全部吸い込む文化がずっと続いているけど、スマホがやっていることって、スマホ上のローカルアプリが結構がんばってるし、そのためのプロセッサを生み出すのも誰もやめてないよね。Edgeコンピューティングってやつ。

その限りにおいてWindowsは相変わらず強いし、Windowsの強さって、実はショートカットキーやらマウス操作やらの文化と、コマンドプロンプト、そしてMS-DOS以来のアーキテクチャの分かりやすさだったりして、いくら自動操作が進んだとて、Windows舐めたらあかんで、という感じである。

出来た成果物、どうせ人間が(よせばいいのに)再修正するんだろうし、そのプラットフォームは相変わらずWindowsだしOffice製品だし、ファイルサーバーに置かれるんだと思うよ。

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