いつまで就職氷河期の問題が続くのか考えたら、これからが本番なのかもしれないと思った話

働く

就職氷河期とは一言で言えば「時代」です。

二つの時期に分かれるそうです。

■1993年頃~2005年頃(第一次就職氷河期)
・バブル崩壊(1991年頃) → 企業の採用抑制
・リーマン・ショック前(2000年代前半)まで続く

2008年~2013年頃(第二次就職氷河期)
・リーマン・ショック(2008年) → 世界的な金融危機
・企業の採用縮小により再び氷河期状態に

まあでも、基本的に20年は厳しい状態が続いたというわけですね。

この20年間にすっぽり入るのが今の30代~40代~50代前半です。

20年も続くと「世代」じゃなく「時代」と言っていいんじゃないでしょうか。

大正時代の例を挙げれば14年5か月しかなかったわけですし。

だから就職氷河期の話題を出すと、30代~50代前半が一斉に関心をもつわけですから、まだ毎回話題にはなりますよね。メディアにとっても読まれるためには安全パイな記事です。

もう就職氷河期なんて過去じゃん、と思われる方もいるかもしれませんが、実は現在進行形の世代が社会の中で労働者人口のほとんどを占めるわけですよ。

含まれないのは20代と、50代後半だけですから(これからは60代以降も働くと言われてますがそれはさておき)。

で、最近の政治が、社会を支える主役が虐げられていると言う言葉が強くなっているのは、完全に就職氷河期に完全一致しているということからですよね。

ということは間違いなく後10年はこの話題が続くと思います。かつ、もっと政治に影響が出てくると思います。何でこんなに貧乏くじを引かされたまま過ごさなきゃいけないんだ、って考える人の投票行動は止められません。実際に社会まわしているのはこの世代ですからね。

今が30代~50代前半でしょう?。10年経っても40代~60代前半だから、どうにもこうにも10年単位でかなりの勢力となりそうです。なにしろ下の世代は人が少なくなっていくし。それから上は引退し出すし。

やっぱり、就職氷河期20年間って世代というには幅広くありませんか?。

これ、一過性の話じゃないですよ。

ということで、これからの話なんです、就職氷河期問題って実は。

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