インフラエンジニアという職種、女性が少ない理由を考えてみた

IT業界

私は男性だけど、28年前に新卒でIT業界に入った時、インフラエンジニアになりたい!って希望したわけじゃないのよ。むしろ入った会社の8割はシステム開発者でプログラミング中心だった。でも人と同じことをするのは嫌だな、とやや新規事業系の部署に入ったら、物の流れでサポートエンジニアになっちゃった。

その後、サポートだけで一生食べていくのに不安を持ち、転属を会社にお願いしたら、なんとなく流れ着いたのがインフラエンジニア。サポートではOSからミドルウェア全般を知れたので、相性はすごくよかった。

だけど、ずーーーっと思ってたのが、インフラエンジニアの集まる組織は男性ばかり。そして、別のシマ、開発部署見ると女性は結構いて、なんじゃこの差はということ。

まぁ、昔は、物理作業が非常に多かった。重い物理サーバーやストレージ機器など、重さとの戦いだったしそれを今もやっている人も多かろう。私は、クラウドの方に特化することでそこから逃れた。クラウド vs 物理、みたいな議論はもういいだろう。どっちも必要だから、それでいいじゃないか。

で、物理の無いインフラもあるんだ。あるんだけど、女性は来やしない。力のいる作業なんて私の身の回りにはほとんど残っていない。深夜作業もほぼない。障害件数も、もっと品質の悪かった大昔と比べるとぐっと減っているし、開発だって障害対応や深夜作業はあるだろう。

これが原因なんじゃないかな。どうにも、現在活躍している女性がいないので、入っても活躍するイメージがない。

あと、親方気質の人や文化ってのもあるのかも。職人文化も感じていて、そう、あのフランス料理とかの世界も男性が多いのと似てるのかも(ただ、あっちの方は、筋力も必要そうだけど・・)。この件も、最近コンプライアンス教育も盛んなので、昔ほど汗臭い文化じゃなくなっている、と思う(現場に寄るかも、だけど)。

ただね、現役の長い私から言わせてもらうと、もう男性も女性も関係ない仕事になってるし、その求められる責任も相当に高いものになっていて、極めるとかなり食える仕事だと思う。そして、相変わらず人員も枯渇気味で、女性もねらい目じゃないかなぁ・・。

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