和製何とかを、私たちはもう一度挑戦しなければならないのではないか

世の中

 米Microsoftは1月16日(現地時間)、個人向け「Microsoft 365」(PersonalおよびFamily)にCopilotを統合し、サブスクリプション料を値上げすると発表した。既に新価格になっており、日本では6400円値上げされ、Personalは年額2万1300円に、Familyは年額2万7400円になった(いずれも年額プランの場合)。

サブスクってのは、元来「使う間だけ支払うことで格安に利用できる」という仕組みだったのだけど、ここまで値上げが進んでくると、全く格安でないことに気づく。

じゃあ買い切りが安いかというと、買い切りも同じように値上げしてくるだけだろう。

アメリカの物価がどんどん上がって行くなら日本の物価も、とはならないと思う。なぜなら、賃金が上がらないし、上がったとしても税金や社会保険がべらぼうに高くなり、手取りは上がらないからだ。

これまで、アメリカのサービスを高く使えていた方がボーナスタイムで、昔は外国製品は値段が高いものだった。日本で作って日本で使った方が値段が安くなるのは、これはごくごく当たり前だと思う。

外国製品が高くて買えなかったからこそ日本で自分たちで作ろうというモチベーションが過去にはあったし、その時代に帰ればいいと思う。

アメリカとの国力差はそもそも存在していたので、そこに追いつくというような絵空事を振り回すより、日本は今一度、和製、を見直した方がいい。

ワープロだって表計算だって、和製オフィスを日本で作ったらいいんだ。

自分で作るのが面倒だから、欧米から来るいいソフトウェアを使っておけばいい、っていうのは豊かな国の発想である。もう日本は豊かな国ではなくなってきている。だから円は弱くなり、給料は上がらない。物価だけが上がって行くのだから、同じ感覚でいる方がおかしい。

手取りの安い者同士で作れば、価格も安くなるのである。

もっと欧米のサブスクの値段が上がってきたら、日本人は容赦なく契約を切るけど、それだと不便。だったらということで自分たちで作っちゃう、という流れは実は日本復活の発想なんだと思っている。

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