イェール大准教授で経済学者の成田悠輔氏が16日放送のTBS「サンデー・ジャポン」に出演。トランプ米国大統領とイーロン・マスク氏が進める米国国際開発局(USAID)の大規模な人員削減について「中国の文化大革命に近い」と話した。
え~、文化大革命をここで持ち出す?。
文化大革命は1966年に毛沢東が「プロレタリア文化大革命を開始せよ」という指示を発表。大学生や高校生を中心とする紅衛兵が組織され、全国で「四旧(旧思想・旧文化・旧風俗・旧習慣)」の打破が叫ばれた。知識人や党幹部が自己批判を強要され、公開処刑や投獄、拷問を受ける者も多かった。毛沢東を「紅衛兵の象徴」とし、「毛主席語録(赤い手帳)を持つことが推奨された。
ということなんですよね、文化大革命の第一段階としては。この後社会は大混乱に陥るのは省略するとして、アメリカ政府のリストラ話とは全く経緯もやり方も立場も違います。全然似ていないので、比較するのもはばかられます。
そもそも毛沢東はこの時点では政権を外れていましたからね。権威回復をねらって支持者に思想を鼓舞し、その実行力で政府に事実上返り咲いた・・と言われています。
中国本土ではこの出来事は教育上触れられておらず数ページの話になっていて、かつ党の指導のもとに克服された・・となっているそうです。
詳しいページを掲載しておきます。
何しろ、ここで文化大革命というキーワードを聴くとは思わなかった、という感想です。中国にとっては大変な出来事だったのは確かなことですから。例えとしては不適切だと思います。