仕組みが人を統治する時代は終わった

世の中

アメリカのトランプ大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を、中国には10%の追加関税を、それぞれ課す大統領令に署名しました。課税の開始はいずれも2月4日からで、アメリカに流入する不法移民や薬物などを食い止めるための措置だとしています。

やりたい放題だ、と評されるトランプ大統領就任後のアメリカですが、世界の人々は1つ、考え方を変えないといけません。

国には憲法があり法律があり、国連があり機関があり、この規律で世界平和は保たれると信じられた時代が長く続きました。

この時代は終わりました。

最高責任者が考えたように仕組みを作り直す時代が訪れました。仕組みが悪ければ仕組み自体をどんどん変えていきます。不可侵とされていた決まりまで、もはや関係ありません。

仕組みが一番偉くて、そこに人間が属している、という感覚が人々にありました。だから、誰が就任したってルールは変わらないと皆が思っていました。仕組み自体を変える方法を知る人だけが、こそっと仕組みをいいように変えて、何だか世界は誰のデザインで動いているかわかりにくくなっていました。

しかし、限界が訪れたのです。誰のためだかわからない仕組みが、人々を苦しめているという認識が広まり、仕組みを自体を取り潰す方法論が今回、正当化されました。

実は仕組みとは「権威」のことを示します。権威は、そこにあるだけで不可侵であり、細かい理由無しに存在できる位置にありました。権威がもし、人を幸せにしないのであれば、今後容赦なく取り壊しになります。アメリカではこれを「効率化」と呼んでいます。意味のないもしくは害である権威が国家を滅ぼそうとしているという哲学で動き始めています。

この動きは世界に波及せざるを得ません。アメリカがそうなら他の国家だって同じようにしないと、一方的に殴られ続けるからです。この関税の件でそれが明らかになるでしょう。

この変化の時代に、あなたは、このままでいられると思いますか?。

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