日本の縮小は始まっている

世の中

神奈川県内の人口が4年連続で減少したことが県の調査で分かった。2025年1月1日現在の県人口は921万8981人(男456万8076人、女465万905人)で、前年同期比で6110人減少した。33市町村のうち、大半の29市町村で減少。死亡が出生を上回る自然減が加速し、転入が転出を上回る社会増でカバーしきれない状況が定着しつつある。

 

東京都の去年の人口は、転入が転出を上回る「転入超過」が7万9000人余りと、おととしよりも1万人余り増え、調査をまとめた総務省は「若い世代の転入超過が目立ち、東京一極集中の傾向が続いている」としています。

 

対照的な2つの記事だ。東京だけが膨れ上がり、周辺の県は弱っている。

東京だけが特異であり、その他の場所はどんどん干上がって行くだろう。

そういう時代を生きている。なぜか物価は高くなる一方で。

主要な食品メーカー195社における、家庭用を中心とした2月の飲食料品値上げは1656品目、値上げ1回あたりの平均値上げ率は月平均14%となった。単月の値上げ品目数としては1月以降2カ月連続で前年同月を上回ったほか(+30品目・+1.8%)、2024年9-10月以来4カ月ぶりに2カ月連続で1カ月あたり1千品目台となった。飲食料品における値上げの勢いは、前年に比べて強まっている。

 

物は高くなる。人はいなくなるが東京だけ膨れる。なんだろうかこの社会の変化は。

この20年間が異常だったのかもしれない。デフレで、好景気はないけど、物価は安定していて。

もう街を歩くと何でも高い。結局は、今持っているお金も価値は目減りしているようなものだ。

この具合だと、かえって値段を下げて廉価にすれば、市場を席捲してしまいそうな気もするが、デフレの時代はそういう業態が勝ち組になった。争って値下げしていた。

今そういうことができれば、周りは値上げラッシュだから、いよいよ競争力が増しそうだ。

このしぼんでいく国で、値段だけ上がって行く国で、さあどんな位置取りで生きていくか。楽しい日本、なんて言ってられないな。

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