リモートワークの勝利

世の中

一部の企業リーダーは、リモートワークは「コロナ時代の特権」だったとして、オフィス復帰(RTO)を義務づけており、ほかの企業も追随している。しかし2025年、「リモートワークは、無くなることはない(work from anywhere isn’t going anywhere)」と主張する専門家たちもいる。なぜなら、リモートワークは従業員にとって最善であり、企業の利益も押し上げるためだ。

従業員は、仕事以外の生活が充実することからリモートワークに満足している。さらに、最近の研究では、リモートワークは企業側にとっても費用対効果が高いことが示されている。

2020年にコロナ禍入りしたときに、人類はリモートワークの可能性を信じた。というよりリモートワークするしかなかった。その後、かなりの人がオフィスに戻ったが、コロナ禍前のように完全にオフィスに戻るでもなく、ずっとリモートワークするでもなく、適材適所でリモートワークを取り入れた会社はかなり増えたと思う。私もその一人だ。

オフィスに行くメリットは明確にある。同僚と直接会って話をして情報交換することで、人間関係のトラブルを予防することはできる。私も必ず週に1度は出社し関係者と直接話すことをしている。内容は何でもいい。むしろ雑談でもいいから話をしたという事実こそ大事である。

でも、それを毎日する必要があるか。ない。

もちろん、顔を突き合わせて仕事をした方がいいことはあるので、その際は出社するが、それすらも毎日ではない。出社する理由がない日は積極的にリモートワークを今でも取り入れている。

だって、会社に来たら、誰かが電話する声とか、議論が白熱する声とか、何しろ声がうるさい。ほとんどの人は静かに仕事をしているのに、訳の分からん奴が大声を出して仕事をしていてあれはなんだろうか。って言うのを指摘する人もいない。出社している人は皆我慢しているのだろう。

家だと、静かな部屋で働けるからね。

その上、せき、くしゃみが飛び交っていて、こんなの皆で体調不良になりに来ているもんじゃないの、と思うこともある。

会議室。会議室がいつも埋まっている。Web会議ならすぐに集まれるのに、会議ができない。しかも会議室でWeb会議をやったときの音声がまた騒音になる。

ってことで、コロナ禍でリモートワークのメリットを享受した我々が、なぜに劣悪なオフィスをメインで使わなければいけないのか、理解に苦しむ。

オフィスなんて会社ごとに違うけれど、きっと似たようなものだと思う。

昔は「リモートワークの理由がなければ原則オフィス出社」だったのが、「オフィス出社の理由がなければ原則リモートワーク」になっていると思うし、それができない会社はきっと元記事のように、不利益を被ることになると思う。

世の中の会社も世論で右往左往せずに、ちゃんと現場の声を拾って、各社員がより生産性の高い状態となるためのルール作りにこだわって欲しい。

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